社内SE【新卒(留年)・文系大学出・IT未経験】なぜなれた?大変だった?

ナゴヤん(経験者)

新卒・文系・IT未経験でSEとして採用された社会人1年目〜3年間の実体験のお話

758n妻

新卒で文系大学出?しかも留年で未経験?社内SEってシステムエンジニアでしょ?なれるの?

ナゴヤん

なれたよ、でもその後が大変

書いてる人

私は基本情報技術者(当時:第二種情報処理技術者)試験の合格経験者です。
会社の本社でACCESS VBAを活用してます。
(大学は経済学部で典型的な文系脳)
この記事の社内SEの定義

・ITを活用し1つの会社で正社員としてその会社の業務改善(仕事の効率化や合理化)や必要な成果をシステムを通して行い会社に貢献する職種
・受け持つシステムはBtoBもBtoCも両方あり、人事や経理など社内で完結するシステムもある
・技術革新等の理由で会社のシステムの基盤(メインフレーム)を移行する仕事もある

私の文系レベル
・中学の数学は図形で補助線引っ張るあたりから意味不明
・大学は経済学部経済学科

ナゴヤん

当時はパソコン黎明期でWindows95もまだ未発売の頃の話、今と違いITという言葉もない時代だけど共感する部分はあるはず
(根っこの部分は変わらないと思う)

想定読者は

・自分で文系だと思っている人
・学生で就活生や将来の仕事を考えてる人
・SEやプログラミングに興味ある人

結論、

・興味があれば全く未経験の業種で適性がなくても何とかなる
・まず1年働こう(何かが見えてくる)

なぜ社内SEになったのか?

ナゴヤん

バイトに明け暮れ、授業に出れず単位が取れない
結果、1年留年したのが大きい

留年しなかったら銀行か証券会社?

大学4年の頃、まわりの内定者は銀行か証券会社ばかりだった(時代で猫もシャクシもってやつ)

たぶん自分もまわりに流されて金融機関をターゲットに就活してただろう

金融機関なら将来安泰の雰囲気はプンプンしていた

1年留年して少しまわりが見えてきたかも知れない

興味のある会社や業界に就職したいと思うようになった

コンピュータに少し興味を持った

親父は当時独立して損保代理店で食べていた

コンピュータマシンも買っていた(結局カッコだけで利用できなかったようだ)

なので自由に触らせてくれた

大きなペラペラのフロッピーが何枚も入っていてそれを本体に差し込んで起動するコンピュータだった(と思う)

ゲームが付いてたのでゲームばかりして遊んでた

プログラミングも勉強すればできるっぽかったが勉強してまでという感じだった(だが訳もわからずいろいろ触って面白く感じた)

入社試験に苦労したが救世主がいた

758n妻

コンピュータを活用する情報システム系の会社に決めた!

ナゴヤん

そう、就活はそれ一本だった

同じく留年した連れ(以下、K)もオレの就活に興味を持ったらしく一緒に就活した

どの会社にも新卒なら入社試験があるが情報システム系のある会社のそれは独特だった(いま思えば当然の適性試験だった)

パッと見、全然わからず意味不明
(計算問題が何問かだったが何をどうすればいいのか状態)

Kは理解できたらしくどういう考えで解いたらいいか教えてくれた

何社も受けたが似たような(同じ業界で使い回し?)適性試験だったので2社目からは余裕だった

Kに聞いといて良かった(Kは救世主で感謝しかない)

Kには適性があり自分には適性が無いと薄々わかったのもこの時だった

758n妻

コンピュータ理解の適性(素養)なし!
MEMO

当時の情報システム系の会社は将来的な人材不足を見越してか適性試験に通れば文系でも採用された(女性も比較的多かった)入社してから育てようという意図を感じた

入社した会社は大企業だった

私はガス電気系の公益事業の会社に入れた
(情報システム部が大きくなりすぎて分社化した会社だった)

Kは銀行の情報システム会社に入った
(Kも自分と似たような同じく分社化した会社だった)

いずれの会社も何をしている会社か、みんながよく知っている会社でその基幹系業務をシステムで維持管理する仕事だ

Kも自分も留年して親に申し訳ないと思ってたのか内定先から親の安心する会社に決めた記憶がある

入社1年目は大変だった?

①新卒で正社員として社会人1年目
(右も左もわからない)

②ガスや電気の公益事業の業界知識
(全くなし)

③文系で情報システムの仕事をすること
(知識がベースに全くない仕事)

①②は新卒社会人なら誰しも似たような感じだと思う

ナゴヤん

③もあるのでホント大変だった

先輩との顔合わせも兼ねた研修が3か月ぐらいあってひたすらコンピュータ知識の詰め込み

そして配属

いろいろあったが忙しすぎてあまり記憶がない

社会人2年目は周りが見えてくる

・実行前のコンパイルエラー
・デバッグするが結果が思いどおりにいかない
・テストはすべて行なっても本番はアベンド(異常終了)

慣れて上記の間違い探しのコツをつかまないとプログラマーやSEは力がつかないし1人立ちできない

コンピュータの仕事は自分で解決しないと先に進めない

自分の進捗が理由で最悪プロジェクトが進まなくなる

(どうしてもわからない時まわりの先輩に聞きまくっているとOJTから「自分で解決できないの?」とよく叱られた)

(この意味は「1人で解決をある程度できないとプログラマーやSEに先は無い」ということだと後で自然とわかる)

すべて基本的なことだからだ

コンピュータの考え方の適性(素養)が無いから時間をかけて慣れるしかなかった(今思えば)

ただここで朗報

1年をガムシャラに過ごすと2年目から周りが見えてきた

コンピュータ業界は1年やるとやらないとでは全く違う(もともと基礎のベースがないのでギャップがスゴイというべきか)

若いからできたと言えばそれまでだが、毎晩消灯時間の22時までは当たり前に会社にいた

1人暮らしだったからご飯を適当に食べてバタンキュー

土日はただただ疲労回復(慣れない考え方に頭の中が継続的に占拠され知恵熱状態で頭痛も何度か)にあてた

その成果と言えばそうだと思う(否定はできない)

もともと理系の頭ではない

無理矢理にでも思考回路(20年以上付き合ってきた文系脳)をリセットしないと仕事にならない

それぐらいは文系脳なら必要かも知れない

社会人3年目は新たな壁が

コンピュータ業界には歴史ある国家資格がある

情報システム系の会社はたいてい取得をうながされる(仕事をしながら半強制的に取れと言われる)

後輩もできたわけだから先に抜かれる訳にもいかない(プレッシャー)

取らざるを得ない、しかも仕事をしながら

ナゴヤん

その名も基本情報技術者(当時は第二種情報処理技術者)だ

プログラマーやSEの登竜門的資格
(今もその地位は変わらない、長年システム業界では評価されている国家資格)

何とか受かりこの壁も乗り越えることができた(今思えば運も良かった)

詳しくはこちらで

仕事しながら資格を取れたことは今に間違いなく役立っている

まとめ:社内SE【新卒(留年)・文系大学出・IT未経験】なぜなれた?大変だった?

  • 留年したが周りに流されず就活できた
  • 時代がプログラマーやSEを求めていた
  • 入社試験(適性試験)に対応できた
  • 新卒1年目はガムシャラに仕事した
  • 仕事しながら資格もクリアできた

ナゴヤん

改めて振り返ると大変だったが貴重な3年間だった
最後までアクセスありがとうございました

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